日本粉体工業技術協会『粉体技術』Vol.18、 No.6、(2026)
特集 海洋資源と粉体技術
平津豊:酸化マグネシウムと苦汁の歴史
【要約】
苦汁は製塩過程で生じる副産物として古くは廃棄されていたが、赤穂ではその有効利用が進み、化学産業発展の契機となった。1916年の炭酸マグネシウム製造成功を皮切りに関連企業が集積し、「苦汁コンビナート」を形成。戦後は研究開発が進み、高純度酸化マグネシウムの工業化に成功した。これにより苦汁は未利用資源から高付加価値材料の源へと転換され、電磁鋼板用材料など世界的製品の基盤となった。



